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 賢者のことば

「これってエエ話やなあ」と感じたことを綴っていこうと思います。

 数学の学び方

日本人として初めてフィールズ賞(数学界のノーベル賞とも呼ばれ、世界で 最も名誉ある数学の賞)を受賞した小平邦彦氏は、『数学の学び方』という書で 「数学に王道なし」というタイトルの文章を寄稿されており、その中で、次のように 述べておられます。

世界的数学者の研究者としての意見ではありますが、 これらの言葉を、高校生の勉強に置き換えてみれば、最初のは 「わからない問題は何度も何度も書いて解法を覚えること」、 2つ目は「別解を考えること」、 3つ目は「覚えた解法を他の問題でも使ってみること」となるでしょう。 実にためになるお言葉だと思いせんか。

 秋山仁「オロカ者の定義」(学研)より

ずいぶん昔に、奈良県生駒市で秋山仁氏の講演会を聴きました。 数学の諸公式を斬新な教材、教具を使って、実に面白く、分かりやすく、ご説明いただいたのを (うっすらと)覚えています。 その後、秋山氏の思想に感化され、秋山氏の著作を何冊か読み漁りました。 その中で出会ったのがこの本です。
サブタイトルが「元気が出る!受験生改造講座」とあるように、 悩み多き受験生に対する熱いメッセージが込められています。 受験生の悩み相談に秋山氏が答える形式になっていて、 秋山氏独特の厳しくも温かい口調で、ズバズバとアドバイスしていきます。
私自身、受験生を指導する立場になって、多くの受験生を目の当たりにしてきましたが、 最近特に、メンタル面で不安を抱える生徒が増えてきた気がします。 そのような生徒にこそ、ぜひ読んでもらいたい本です。

この本では、「オロカ者の定義」として次の10タイプが紹介されています。 自らを振り返ってみて、思わず「ドキッ」とした人も多いのではないでしょうか。

 創立記念講演会における加藤雅也氏の話(平成27年11月2日)

11月1日は奈良県立奈良高等学校の創立記念日です。昭和47年より毎年、 創立記念日前後に卒業生による創立記念講演会が行われています。 平成27年度は俳優の加藤雅也氏(昭和57年卒)による講演がありました。 演題は「セルフプロデュース」。今をときめく芸能人ということで、 生徒(特に女生徒)のテンションが異常に高かったです。 講演内容は、ご自身のこれまでの経歴を振り返り、人生の転機となった要所要所で、 どのような選択と決断をして今日に至ったのかという、非常に示唆に富んだ内容でした。 これから社会に出て行く後輩たちへのアドバイスとして、とてもメッセージ性が強かったと思います。 生徒の心に強く響いたのではないでしょうか。
以下、心に残った言葉をまとめておきます。あくまでも講演を聴いての私の記憶なので、 加藤氏の言葉そのものではありません。だいたいこんな感じのことを言っていたということです。

また我々教員に対しても ということもおっしゃってました。教員免許をもつ加藤氏ならではの意見だと思います。

 ドラマ「女王の教室」より

「どうして勉強しないといけないんですか」という生徒の問いに対する, 阿久津真矢先生の答え。

「いい加減、目覚めなさい。
勉強はしなきゃいけないものじゃありません。したいと思うものです。
これからあなたたちは知らないものや理解できないものにたくさん出会います。
美しいなとか、楽しいなとか、不思議だなと思うものにもたくさん出会います。
そのときもっともっとそのことを知りたい、勉強したいと自然に思うから人間なんです。
自分たちの生きているこの世界を知ろうとしなくてなにができるというんですか。
いくら勉強したって、生きている限りわからないことは一杯あります。
世の中には、なんでもわかったような顔をした大人が一杯いますが、あんなのは嘘っぱちです。
いい大学に入ろうが、いい会社に入ろうが、いくつになっても勉強しようと思えばいくらでもできるんです。
好奇心を失った瞬間、人間は死んだも同然です。」

 孔子のことば

「知之者、不如好之者。 好之者、不如楽之者」
(「之を知る者は、之を好む者に如かず。 之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」)

「ものごとを知識として知っている(だけの)者は、これを愛好する者におよばない。 (さらに)これを愛好する者は、楽しんでこれと一体になっている者にはおよばない」 という意味です。『学ぶ』ということの核心を突いた名台詞だと思います。

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